2018年下半期を仕事の面で振り返る

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人生のターニングポイントが詰まった下半期

2018年の下半期は、振り替えると人生の変り目が連続してました。

<2018年下半期の出来事>
7月:上司に残業しません宣言
8月:定時に帰る
9月:売上目標達成
10月:残業しないキャラ定着
11月:コーチング勉強会と出会う
12月:希望部署に異動決定

ようやりきったし、綱渡りなところもあったとしみじみする。

7月 上司に残業しません宣言

手汗かきながらメール送りましたよ。
「個別に15分ほどお時間いただきたく。」って。

不穏さを察していただき当日に時間確保いただいたので、事前に自宅で詰めた切り出しとともに、相当正直にお伝えしました。
「体力気力ともにこのままのペースは難しいです。」と。

振り返ると、大袈裟でなく人生を変えた瞬間でした。

なぜ残業を減らせないかというと、両立できないことを追い求めるからなんですよ。
極端な話、定時帰宅なんぞ時間が来たら席を立って帰りゃいいだけなので、物理的にはなんの障壁もないんですわ。
残業はなくしたい、しかし会社からの評価はほしい、上司からの覚えはめでたくありたい。
これらの欲望が全てを狂わせるのですね。

優先順位に大いなる矛盾があるんだよ。

本音を言えば、そりゃバリキャリDINKS勢としては全部ほしいわけですよ。
キャリアも、評価も、ワークライフバランスも、給与も、趣味も。
あとなんか色々キラキラしたこと全部!

でもね、それはね、無理よ。

少なくとも、数ヶ月や半年程度で得られるもんじゃないんだよ。
この事実と向き合い、己の欲望を見つめ、夢のない現実を認めねばならない。
そうでないと始まらない。

いち会社組織でサラリーもらって生活してる身分なので、本気で実行するならば、筋として上司への報告は必要不可欠ですよね。
すげーーー嫌だったけど。
手汗びっしょりだったけど。
上司怖すぎて前日に想定問答集まで作ったけど。

しかし嫌なことも目的遂行に必要であればやらねばならない。

お金と売上目標と会社評価と上司の覚えのめでたさは、目を瞑って「定時帰宅」に一点賭けです。
覚悟とは、優先順位とは、そういうことだ。
1位だけ獲れるなら他はいらない。

勇気の7月でした。

8月:定時で帰宅する

  1. ノートパソコンを持ち帰らない
  2. 定時で帰宅する
  3. タスク管理を徹底的に行う

①は必須、②はタイムリミット、③は実行手段としてシンプルにルール策定。
慣れるまでは朝40分くらいかけて、仕事の段取りを組みました。
このタスク管理時間は業務前に自宅で行うため、厳密には残業に換算するんだろうけどそんな瑣末はことは一旦置いておこう。
業務時間はあくまで実働作業時間として使うのだ。
作戦を練り、振り返る時間は落ち着いて業務時間外に設定しました。

こちらの生活を続けて1ヶ月。
続けられたのは月一のタスク管理勉強会「スタオバ」があったことが全てです。

弱音も吐けたし、つまずくところは相談できたし、何より定期的に襲ってくる「残業しないことが怖い」焦りに対して、残業0パイオニア滝川さんが「1ヶ月とかじゃ無理よ(笑)」と実体験をもとに落ち着かせてくれました。

もうね、滝川さんのこの記事がまんま5〜6月の私。

1年かかることを1〜2ヶ月でやろうとして崩れるのが挫折パターンなんですよ。。。

8月なかばくらいには、リズムつかんで安定的に定時で帰れるようになってきました。
毎朝40分かかっていたタスク管理も、20分まで縮めることができました。

定時になって席を立つときはすごく緊張するから、チームメンバーが喫煙所に行ってる隙を狙いながら、消えたくなるくらいの気持ちと小ささでそそくさと立ち去るの。
今では明るく「お疲れ様」が言えるようになったけど、この頃は無理だったなあ。

9月:売上目標達成

大事件発生です。まさかの展開です。
もうね、盛大につっこんだよね。

今までの残業なんだったんじゃーーい!

わしの持ち帰り業務、功を奏してないやないかーーーい!!

ここで声を大にして伝えておきたいのは「ゆるふわ定時帰宅」ではなく、「業務時間中は髪を振り乱しての定時帰宅」をしていたことである。

すげーから。タスクは分単位で順番組んでるから。
業務の取捨選択とか緊張の連続だから。

  • 売り上げにつながりにくい作業はバッサリ削る
  • 日々の必須ルーチンは簡略化を提案しチーム巻き込む
  • 単価と受注率の歩留まりを限界まで上げるための手を全て打つ

超楽しかったなあ!(みんな大好きPDCA!)

10月:残業しない子定着

「みゆきちさん、もう18時ですけど大丈夫っすか」という声がかかる高みまで登りつめたのがこの頃。
それとともに、飲み会もあまり来ないし、二次会は来てくれるの奇跡という、行ったときには熱烈な歓迎をしてもらえる美味しいキャラの鞍替えに成功。
同僚がええ奴しかいないくて全俺が泣いた。
え? みんなこんなに良いやつらだったっけ??

正直、失ったものもあります。
後輩を育てる機会と、早期昇格コースに乗ることですね。
一瞬だけチームリーダーみたいな役割を試験的に担ったんですが、一週間経たずに無理だと判断し返上しました。

昇格するには数字達成だけじゃなくて、育成業務やら社内活動やらの定性面も必要になるからのぅ。
育成と昇格要件に付随する業務は、今の私では明らかにキャパオーバーのため、優先順位を整理の上、諦めました。
帰れんもの。

仕事をするなかで、タスク管理以外で意識していたのは下記3つ。

  1. 得た成果や工夫はケチらず周囲に展開すること。
  2. 上手くいったことは声を上げてアピールすること。
  3. 新しい施策に対しては社内でも積極的に手を挙げること。

知ってた…?

社内でアピールしないと、上司や周囲は理解してくれないんやで?

物理的な存在感(時間帯の意味で)を出せないならば、バーチャルな存在感を残せばいいじゃない。
自分の残業削減のために行って効果が出た施策はガンガンに社内イントラに上げたし、チーム内に展開したし、なんなら別チームから問い合わせきたし、得意分野であれば社内雑務も手を挙げた。

本当はとても平和主義でみんなと仲良くわいわい仕事したい子なので、有益な情報を抱えて滞らせることだけはしないよう気をつけてました。

11月 コーチング勉強会

ずんずんさんに定期コーチングしてもらいながら、自分でもある程度できたら素晴らしいなと感じました。

自分のセルフコーチもだし、営業はヒアリング8割だから仕事にも活きるだろうし、いつかまた個人でキャリアアドバイザーもやりたいし、昇格コース外れたとはいえキャリア形成においてマネジメント業務も経験したいし。コーチング最高かよ。

ずんずんさん主催の勉強会にも毎月足を運びつつ、気づいたら来年やることが続々と決まっていきます。

  • キャリアコンサルタント国家資格の取得
  • 将来的にキャリアアドバイザー個人で受けられるよう友人知人の相談から開始
  • ということはブログ立ち上げるべき
  • 現在の仕事も絶対活きるからその目線で仕事をより楽しみ経験し尽くそう
  • 生活が全体的に楽しい奴の方が説得力あるはずだよね、プライベートの充実も大事や!

2019年9月現在。
【報告】2019年8月、無事に国家資格合格しましたよ〜!
>第12回キャリアコンサルタント国家試験に合格しました

【宣伝】個人でキャリア相談の仕事受けてますよ〜!!
>ココナラ:元転職エージェントが転職・キャリア相談にのります

12月:希望部署に異動決定

今の部署で、やれることやりきった感があったんですよね。

具体的には営業日数換算で22日分の業務時間削減しながら、目標達成率として95%まで到達させることができた。
裏を返すと、10〜12月の四半期は売り上げ目標を達成できなかったんだな。
「定時帰宅かつ目標達成」の再現はならず。

しかし、規定の範囲内でやれることはやった。
現部署に居続けることを前提に組んだ、継続的な売り上げを確保する仕組みも動き出した。
あと半年、いや次の四半期で残業最低限+目標継続達成はいけたかも。という絵はリアルに描けた。

しかし色々と縛りのある現部署だと、これ以上は、時間リソースをぶっこまないと、物理的に無理。

もう私の処理能力はもうマックスや(白目)。

とても腹落ちしたし、方向性として間違ってなかったことも答え合わせできたんですよ。

実はワークライフバランスとキャリア形成を両立するならここかな、と思える部署は存在してたんですけど、やりきれてない納得感が足りず声を上げられずにいたんですね。

無駄にプライドたけーんすよ。
本当に異動したいのか? とか自分に問いかけちゃうんですよ。
バランス取れるのは社内情報収集で確信持ててるのにね。

しかしね、やりきったことで冷静かつ自画自賛的にツッコミをいれました。

私がここまでやって無理なら、物理的に無理じゃね?

ちょ、おまえ、22営業日分削減って快挙すぎない?

あと半年、答え合わせとプライドのために精神すり減りたいか?

気づいたら上司にお声がけしてたよね。

「個別に15分ほどお時間いただきたく」(下半期2回目)

というわけで、晴れて今年から新たな部署で新たなお仕事いたします。
ザ・現場営業から一転、営業マネジメントの領域が多めに入ってくる部署です。
2019年もりもりや!

備忘録としての個別エピソード

振り返りながら書いていると、これリアルタイムに残しておきたかったと思っちゃいますね。
より詳細でリアルな心の動きや立ち回りが書けたはずなんだが、と勿体無いお気持ちです。

あまり忘れないうちに、7月・9月・12月あたりの話は残しておきたいなあ。

働き方を変えたい時に社内で行ったこと@7月
・爆弾発言の奇襲大作戦
・最悪の状態をとことん考えておく
・撤退時の経路確保
・最後は腹をくくる覚悟(急な精神論)

法人営業のタスク管理とルーチン化@9月
・文系営業が作るメール自動送付スクリプト
・新規開拓リスト作成の外注化
・顧客紹介が一番楽、横のつながり芋づる作戦
・セミナーは参加するんじゃねえ、登壇するのが美味しいんだよ

社内異動をしたいときに行った7つのこと(数字は適当)@12月
・情報収集はいつだってランチがお役立ちの巻
・出世頭の同期から仕入れる社内の異動ルール把握

あたりでしょうか。読みたいと言われた書くか。

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