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今回は、私自身がロープレを通して指摘を受けたことや、養成講座などで教えを受けたロープレのポイントについてお伝えします。
なかなか「正解」が分からない実技面談において、参考になれば幸いです。
なお、自分が受験した「キャリアコンサルティング協議会」を前提にした内容になります。
試験当日の流れ
試験当日、実技面談会場となる部屋の前まで案内してくれる試験官がいます。
その方こそ、ロープレにおけるクライアント役の人です。
多少の年齢上下幅はあるかと思いますが、男女の役割を逆転させることはないので、「このパターンかな?」というアタリは早めにつけられます。
部屋の前で待っている間、クライアントの年齢や職業、家族構成、相談の概要が書かれた資料を渡されます。
しっかり読み込むくらいの時間は十分にありますので、落ち着いてどんな展開にしようか、何を聞きたいか、クライアントの立場に立ってみたり、色々と思い浮かべる時間として使ってください。
ロープレ練習を通しての学び/ポイント
五月雨式になりますが、繰り返しもらった指摘や、講座の中でなるほどと思ったポイントを挙げていきます。
・「未来」「今後」については、口頭試問の展開でも触れる機会があるため、15分の中で無理に聞き出しすぎなくていい。
・感情を丁寧に拾ったり、主訴の把握に努めることの方が優先度高い。
・「誰かに相談していますか?」は諸刃の剣。
「周りに相談できないからこそ、今日、あなたに相談しにきてるんです」と返答されるリスクを承知すべし。
使うならせめて終盤で。
・「転機」になったタイミングの前後について深く聞けると、会話も情報も引き出しやすい。
・「今までやってきたこと」について、良い点は称賛しながらラポール形成を意識。
・一問一答の質問になっていると気づいた場合は、「5W1H」を思い出して、質問の切り替えを!
緊張してると、目の前の「聞かなきゃ」で焦るので、リカバリー策だけ頭の中に置いておこう!
・「***は出来ません」などが出た場合は注目!
クライアントの「思い込み」が隠れている可能性高い。
口頭試問でリカバリーできるから大丈夫!
当日は緊張しますよね。
私もロープレは得意な方だと思っていたんですが、当日はよく覚えていません。。。
ただ、ロープレの中で聞き切れなかったことや、やってしまったと思う点があっても大丈夫です。
その部分を口頭試問において、客観的に答えられれば挽回可能です!
「面談開始、最初の15分」という設定なので、むしろ全て聞けたと思ってしまう方が問題ありです。
ロープレ終了〜口頭試問開始前で、「うわーー!」と思い返す反省点は、素直に「できなかったこと」として口頭試問ではきはき答えちゃいましょう。
あとはクライアントの人を”役”だと思わず、今後も複数回の面談を通して”支援する対象”だと考えることを推奨します。
そうすることで、
「(これから一緒に向き合うべき、)キャリアコンサルタントから見たクライアントが抱える問題点」や、
「(今後の面談を通してこの人のためにやっていきたい、)今後の展開や支援」について語りやすくなるはずです。
実技試験、頑張ってください!!
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