顧客目線で初回の案内定型文を考える

キャリアコンサルタント

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初回連絡のスピードと内容が相手を動かす

先日、新しい習い事をしてみようとポータルサイトで探したところ、あまりにも申込先の対応が素晴らしくて、個人向けサービスを提供する者として学びが多かったので備忘録です。

これ絶対、先方さんが試行錯誤を重ねてきた動きだよなあ。

マッチング5分で体験レッスンに申し込み確定したんですが、こんなにスムーズに決まった要因は二つ。

  1. 初回連絡のスピードの早さ
  2. 案内いただいた内容の信頼性

本日、その体験レッスンに行ってきまして、当初の予想通り、やっぱり良い先生だわーと入会決めてきました。

ピアノ教室にお月謝を払う文化的で豊かな生活が始まるぞ!

「決める」「調べる」の面倒臭いを取り除く

当該ポータルサイトは、希望の条件を入れると合致したピアノ教室が表示され、個別にチャットでやりとりが出来るシステムになっていました。

マッチングしたピアノ教室のプロフィールをみながら、どこに連絡してみようかなー、何から質問するといいかなー、と考えておりました。

これ結構脳内リソース食うんですよ。

全くの専門外のことなので、何を基準に決めたらいいか分からないし、各教室の先生プロフィールも項目ばらばらだから個別に見に行かなきゃいけないし、多分途中で「面倒だしまた今度見るか」となるやつです。

その「面倒」な気持ちからサイト離脱する前に、先方から秀逸な案内チャットがきたわけです。

案内定型文の分析

初回にもらった文面に、こちらが知りたい・意思決定できる内容が必要十分にまとまっていて秀逸でした。

  • 連絡した理由
  • 自己紹介と簡単な実績数字
  • 詳細情報URLの案内
  • レッスン回数/金額/時間の案内
  • どんな方が多いか参考事例←助かる
  • 1点だけ独自取組を記載←なるほど
  • ご不明点はお気軽に
  • 他講師も紹介可能+地域・属性・金額情報を20名分まとめて一覧化
  • +私の事前登録情報踏まえて、「ご近所だし、希望としてもこの先生と合うはず」と提案有←良い

やっぱり、専門外のことって「何を基準に判断すれば良いか分からない」が正直なところなんですよね。

だから、どんな利用の仕方している人が多いか、は判断材料になりやすくて有難い。

 

連絡スピードを考えると、上記文面は初回に送っている「定型文」なんですよ。

文面作成で非常に参考になったのは、自分の強みを多くアピールしたい気持ちを押さえて、「独自の取り組み」や「強み」は1点に絞っていたこと。

ユーザー側から見た時、あれもこれも挙げられても印象は霞むし覚えてられないんですよね。

勇気を持って一点に絞った方が結果に繋がると利用者側として感じました。

 

最後に、この先生が良いと思いますよ、と提案があったのも有り難かったです。

個人の指向かもしれませんが、せっかくその道のプロの人と連絡しているのであれば、プロの目から見た意見欲しいタイプなので助かりました。

これは言い方を変えると「営業」しているわけですが、ユーザー側になった時、営業されたい瞬間も結構多くあるものだなあと気づきでした。

 

結果、ご提案があったご近所の先生を紹介してもらい、教室が決まりました。

定期的に顧客側の気持ちの動きを観察したい

やっぱり、専門外のサービスを申し込む時って緊張するんだよね。

こんな質問していいかなとか、どう伝えると分かってもらいやすいかなとか、恥ずかしいこと言ってないかなとか、でも「あれも聞けば良かった」と後悔するのも嫌だな、とかとか。

マッチング系のポータルサイト経由で探すときも、こんな離脱ポイントがあるのかと学びになりました。

言語化しながら自分の動きにも活かしていきたいね。

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