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学生時の「少し人と違う」お金の使い道
学生の頃から月1万のオンラインサロンに入会したり、立ち上げたばかりのシェアオフィスに会費払って入り浸ったり、就活が嫌すぎてバーバリのトレンチコートを買う暴挙に出たりと、当該コミュニティの大人達から「学生なのによくお金あるね」と言われてましたが、至って普通のバイトに勤しむ大学生でした。有利子奨学金の地方出身組だしねー。
当時、お金をかけていなかったのは下記のもの。
- 移動費:自転車最高
- 通信費:早々に格安スマホ
- 化粧品:日焼け止めはしてたよ!
- 娯楽費:体育会部活、バイト、ネット、課外活動で金のかからない系娯楽だった
- 飲み会:好きではあるのだが
割と現在に至るまで続いているものもあるんだけど、今回は「飲み会」を軸としたお金の考え方について書いてみようかと。
全ては「飲み会何回分か?」で試算
「つもり貯金」ってあるじゃないですか。
何かを買ったつもりで我慢して、貯金する手法。
あれを「飲み会」を基準にして実践していました。
欲しい・やりたいけどお金の問題で躊躇することがあれば、いつも、「飲み会何回分か?」で試算。
なお、1回5000円で計算します。
学生の飲み会がそんなにするわけないとお思いでしょうか。
違うんだよ…。みんな、思い出してくれよ…。
一次会でやっすいチェーンで飲むじゃん? 二次会でもう一軒似たような店行くじゃん? オールだわっしょいしてカラオケ行くじゃん? 翌日の午前中にバイトなんて入れられないじゃん?
どこで抜けるかばらつきはあるものの、カラオケまで行ったら5,000円オーバーするし、翌日のバイト入れられないとまんまマイナスなんだよね。
で、大学生の飲み会の誘いなんて、月1回で済むわけないじゃん?
どうしても興味のある月1万のオンラインサロンに、飲み会の誘いを2回断るだけでタダで行けると思ったら、まあ、関心分野に全ぶっ込みしてたのが学生時の私でした。
お金のない学生が、お金を使う効果
まあしかし、金額である程度の障壁を作っているコミュニティというのは、そりゃあ「金がない」とされる学生はほとんど存在せず、働いて稼いで趣味投資できる余力のある大人で構成されているわけですよ。
そこに「正規料金を払って正面玄関から入る」と、大人達は驚くわけですね。
だって「お金のない学生」が、わざわざ、自分たちの趣味の場に、学生にとっては大きいだろう金額を払って通ってくるわけですから。
で、これ、大人になってからだと、当然ながら驚きなどないわけだよ。
定価払ってサービス受けてるだけなんで。
「金がない」と一般的に認知されている時に使うお金は、本気度が手っ取り早く伝わるんですよね。
お金の使い所について
…という思考の持ち主なので、少し前に、なまむぎさんのツイートでついつい猛ってしまったんですよ。
失礼過ぎる対応が酷いとかは、もう一見の通りなので議論の余地なしとして、この際置いておこう。
言いたいことは一つである。
スタートアップ志望のくせになんて金の使い方が下手くそなんだお前ら!!??
コンサルタントのお仕事の『経営相談&業務相談』で、今年は割とご入用頂けているしだいぶマシになりましたが
去年は若いスタートアップ志望者が多く
30分4000円の相談料か、得るものが無かったらお茶代でって言ったらその日7人全員明るく元気にお礼言いながらアイスコーヒー代置いていくという()
— なまむぎ@CoreAge&Texia (@volt_a) November 13, 2019
若者が得なのって、「持たざる者」と一般的に認知されてることなんですよ。
スキルも、知識も、人脈も、もちろん、お金も。
学生や若者が払う1万円と、社会人が払う1万円と、億の通帳記帳しちゃう富豪YouTuberが支払う1万円は当然ながら重みが違う。
その重みの違いは、「今」しか演出できないんだから、使っていけやーー!!!
というのが、なんかもう、私の突っ込みが抑えられないポイントなのである。
そこでいいお金の使い方ができると、「学生や若者を応援したい」と思っているタイプの大人は、ころっと陥落します。
最近の若者はなんて出来た子なんだ!!! と感動しちゃいます。
そして本人が熱く語る(のかどうかは知らんが)やりたい事に近い分野の知り合いを紹介したり、何かの折に気にかけて場や情報を提供したり、良い子がいるんだよと頼まれてもないのに周囲に宣伝しちゃったりします。
基本的にちょろいです。
なぜ知っているかって?
俺もチョロい側だからよく解るんだよ…!
転がしてくれてええんやで…!!
なお、転がせる腕をお持ちの方はご存知の通り、先般のやり取りの正解は、「今はこれだけしかお支払い出来ず恐縮ですが…」と伝えながら言い値+αの金額を置いて帰る、です。
テストに出るので覚えておきましょう。
今でも飲み会換算するけどね
職場の飲み会とか、4〜5,000円するじゃん。
2時間飲み放題で部署の決起会とか懇親会とか忘年会とかなんやかんや。
人間とは不思議なもので、職場の飲み会には5,000円を平気で払うのに、関心分野の専門書1冊は高くて躊躇したまま買えなかったり、二次会行って終電逃してタクシー帰宅はするのに、一目惚れして心を掴まれた洋服を買うのは必死に自分を納得させて我慢しちゃったりするんだよね。
「すんません!その日どうしても行けなくて」の一言で、前々から気になっていたものが手に入る魔法の呪文認定しております。今でもよう使う。
その上で尚行きたいと思える飲み会は、とても楽しく充実し満足度が高く、どちらに転んでも幸せなのであるよ。
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