「副業キャリアコンサルタント」における自分の立ち位置を考える

キャリア支援者向け

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キャリアコンサルタント資格の受験者も増え、SNSでも活動する人が多く見られるようになり、事業会社も資金調達するレベルで参入してきた「個人向け有料キャリア相談」の市場。

裾野が広がることはとても良いことだー!!

私自身は、定期的なご相談依頼をいただきつつマイペースに活動を続ける今日この頃です。

積極的に告知宣伝はできておらず、入り口だけ開放して「来るのはいつでもOKよ!」「でもすまん、基本土日午前中のみ!」という体制である。

裾野が広がり、各キャリア支援者の専門性なども多様になってきたこのタイミングで、最近頭の中でぼんやり考えていた「自分の立ち位置」とか「サービスの方向性」なんてものを考えてみました。

人材サービスとの共存をしたい

人材業界もそのサービスも好きなんですよ。必要性も込みで。

キャリアコンサルタントとしては「完全なる第三者」でありつつも、具体的な解決に向かうサービス手段を提示するとこまでやれるのが強みであり、自分の立ち位置な気がしています。

「人材サービスとの共存」的な。

ともすると、「第三者として利害関係ない人」=「既存の人材業界をぶっ壊す!」って図式を作りがちなんですよね。まあまあ、荒ぶる気持ちはわからんでもない。

しかし、人材業界の歴史と利益構造を総合した時に、既存の人材業界が今の構造に落ち着いている理由って、なんやかんやあるんですよね。結構盤石なのよ。

うまーく橋渡し出来ればいいなと思いながら、私は「副業としてのキャリアコンサルタント」をやっています。

だって「転職」なんて、やんや言うてもそう何回もしないし、その都度最新のサービスや市況の把握とか適切にできないじゃん。

そこは前線にいる人間が得意とする部分なので、任せりゃいいんですよ。

この「任せ方」とか「選定の仕方」みたいなのを、当人にとって最適な形でお伝えできるのが、多分、キャリコンとしての私の強みなんですよね。

で、この強みを活かそうとすると、自然と「転職」分野に偏るわけです。

※それだけにしたくなくて、自分自身の昇格がんばってる側面は多大にある。

「個人向けの相談」で稼ぐのは、難しい

いま別の副業もしてみて感じるのは、「個人向けの相談」のみで稼ぐ難しさ。

売上=自分の稼働時間×単価×依頼頻度

なわけで、構造はシンプルなんですよ。

  • どの変数をどう設計して稼ぐの?
  • それは需要と供給マッチしてんの?
  • その「稼ぎ方」は、あなた自身のありたい姿なの?

    個人向け相談のみで「稼ぐ」に一極集中するならやり方の答えはほぼ決まってるんですけど、でもでも、それがあなたの「やりたいこと」だったの? それでいいの??

って問いが、どーーーーーーうしても、どこかで発生しちゃう。気がする。私はした。 何回か振り切ってみるのも考えてみたけど、違うわ〜〜〜、となってしまった。

で、現状だと全てクリアできてるんだけど、その理由はシンプルで、「副業としてやってるから」に尽きるのよ。

生活考えなくていいし、時間切り売りとも違うし、ありたい姿でやれる範囲で誠実に届けられる金額と、必要な人が納得しやすいお値段。

副業だから相談業務をメインにしてるけど、独立するとしたら、売上構成としてはサブ業務になるだろうな〜、って。

今も全体の「売上構成(=収入構成)」でみれば、そりゃ相談業務はサブofサブなわけで。。。

売上の数式は変わらんので、方向性は最初から決まってるのよ。

①単価をめちゃ高にする
②数をべらぼうにこなす
③頻度を確保するパッケージ化

そんで全部バランス取ろうとすると
④売上を相談業務に依存しない
に至るわけですよ。

私の場合の「副業」であり(本業で生活)、事業なら人材紹介かな。

面談1件いくらを個人から取るビジネスモデルではないので。

「複業」ではなく「副業」と表記する

まあ脱線するけど、流行にくねくねした時期も経て、あくまで「副業」表記にしているのも理由があります。

「本業」の会社員生活があるから出来てる活動であり、「複業」と呼ぶには売上構成が歪すぎて自分にツッコミを禁じ得ないからなのですよ。

これはもう言葉の好みの域なので、自分がしっくりくることが第一と思ってる!

もしも独立企業するならば?

あー、もともと何をテーマにしたかったかというと、「もし独立起業するなら事業計画どうしよう?」ですね。全然伝わらないテーマでした(笑)

副業だからこそ特大なリスクは負わないので、そんな時こそ真面目に事業計画立ててみるのも良いと思うんですよね。

最近は別の副業もしていて、そちらの業態と比較した時に、分かっちゃいたけど「個人向けの相談」で安定的に稼ぐ難易度は高いよなー!!と実感したのでした。

おすすめ書籍

「人材業界」の歴史を通しつつ、主要どころの事業や最近のサービスまで触れてくれてる良書。業界内外どちらの方にもおすすめ。

業界外の方には、書かれている前提事項を押さえると色んな構造が見えやすくなると思います。

業界内の方とは、いくつかの論点を肴に酒飲みながら語り合いたいですわよね。

以上、深夜のツイートで垂れ流した内容をまとめてみました。
ここに反応してくださった方達とは、尽きぬ会話ができそうです。機会を作ってお話ししたい!

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