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組織のハブとなる「ドナ」という存在
とくさんのnoteを拝見して、色々と思い出すことがあったのでしたためます。
ドナのところには、ハーヴィーに限らず事務所のみんなが、雑談しに来たり相談を持ちかけに来ます。で、ドナは軽妙な冗談を飛ばしながら、みんなの話を聞いてあげるし、お悩みごとも前向きに受け止めてくれます。「それならためらってないでルイスに頼めばいいじゃないの」みたいに、問題解決の後押しまでしてくれたりする。
こういうドナみたいな存在って組織においてすごく重要なんですよね。組織の人たちをつなぎ、ポジティブな雰囲気を作っていく「ハブ」になる人の存在は、組織を円滑に運営していく上で欠かせない。
このnoteを読んで、強烈に思い出す存在がおりまして。
弊社の「ドナ」が辞めて、時代がひとつ終わった
私が勤める会社にもいたのです。
いつも社員みんなに明るく話しかけて、中途の新人ももれなく名前と顔を一致させて、困ったことがあるとなんか上手いこと対応してくれて、マネージャー以上に社内人事に詳しくて、休憩時間のふとした時にちょっとした愚痴をこぼせる頼れる総務のお姉さん。
社内にたくさんの「親友」がいて、会社愛も強かったのだよなあ…。
そうか…彼女は確かにドナだった…。
社内では誰もが知る存在の彼女なんだけど、ある日退職が決まったんですよ。
社内ではアイコンのような彼女なので、もちろん送別会や定番の寄せ書きなんかもあったんですね。
私も書きました。
その寄せ書きの中で、こんな言葉が目を引いたんです。
「あなたが去ることで、うちの会社の、ひとつの時代が終わったと実感してる」
すごくしっくり来た。
まさにドナみたいな存在の方が辞めたとき、寄せ書きの中に「あなたが去ることで、うちの会社の、ひとつの時代が終わったと実感してる」と書かれていて染み入った。 https://t.co/vevoKMfRUF
— みゆきち@プレママ*キャリコン合格 (@miyukichi314) September 11, 2019
組織が変わるということ
組織の成長フェーズだったり、人員・社風の変化だったり、評価軸の変更だったり。
社内のハブになる存在って、どこか、その会社のカラーを体現してる部分もあるような気がするんです。
彼女がいた時代を知らない人がいる、ということ自体が、もうある種の(社内年次的な)世代間ギャップを生むんですよね。
「あの人が辞めることを選ぶくらい、うちの組織は変わったのか」と。
別にそれは良い悪いではなくてですね。
組織が変化していくってこういうことなんだな、と可視化された瞬間でした。
ハブになれるのはどんな人なんだろうか
というかね、一社員の退職において「ひとつの時代が終わった」とか、「組織が大きく変わったんだな…」とか思わせる存在ってすごすぎませんか!?
創業メンバーくらいやでそんなん言われるの…。(しかも常に存在感と影響力あるタイプに限る)
超エース級の仕事しても時代とまで言われる自信ねえわ…。
利益部門の仕事は成果がわかりやすくて評価もしやすいけど、こういった「やっていること全てが確実に組織の向上に繋がってるんだけど数値化難しい」スキルや業務って、どうすればいいんだろうね。
評価するマネージャーの力量が本当にモノを言うし、いっそハーヴィーみたく独断で責任持ってがっつり報酬出せると良いんだが会社評価としてそうなってないしなあ…。
いわゆる優秀なスキルや専門性だけではなく、個人資質として兼ね備えているものの比率が大きいとつい感じてしまうものの、「あの人は素敵だったな☆」だけで終わらせず、一程度の再現性や役割を置きたいものですよね。組織全体のためにも。
だって「ドナ」がいなくなってから、明らかに物足りないんだもの。
ハブになる人たちの共通項など考えてみたいところ。
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