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前回までのお話。
育休からの復帰後は、「昇格も目指して仕事をしたい」という本音に気付いた自分。
しかし今まで逃げてきたことと向き合うのは、なかなか不安も揺れもあり早々の撤退を察知したため、
「プロに背中を押してもらうぞ!」と、とある大先輩のキャリアコンサルタントへDMを送ったのだった。
キャリアコンサルティングの依頼を送る
育休からの復職があと数ヶ月と迫った年末に、キャリアコンサルティングをお願いしたい旨をご連絡しました。
「あとは保育園次第ですが、今のうちに色々考えておきたいのです。」
「人材業界での経験・知見に長けており、みゆきち活動(副業)も知っていて、私の素性も明らかにしていて、かつ心理的安全性を保ってお話しできる方はどこに……と思ったら、すぐに浮かびまして。」
「復職後の働き方/30代で付けたい専門性の方向/人材業界で働く上でのあれこれ、なんかをご相談させていただきたいのです。」
そんなご依頼の連絡をしました。
依頼をするならこの人に、というのは、実はかなり前から決めていました。
私がキャリア相談を依頼したい方
- 人材業界での実務経験、および知見に長けている
- 人材業界でのキャリア形成について、メリットデメリットを踏まえて相談できる
- 私の副業について知っている
- 心理的安全性が確保できる信頼性
- 復職後(ライフイベント)の働き方も守備範囲である
- 昇格昇進について、組織の上位役職者の観点でも助言ができる
- 身につけるべき専門性について、業界職種を越えた俯瞰目線を持っている
- 私自身が素直に話を聞ける信頼関係がすでに構築されている
副業も本業もうまくリンクさせながら「キャリアコンサルタント」として、長期的に(20〜40年スパンのお話!)歩んでいきたいので、副業活動のお話ができるのは大事なのである。
基本的に匿名で活動していますが、一部、関わりの深い方には所属なども開示してお話したりしています。
その一方で、本業で挑戦したい昇格昇進と、今後のキャリア形成について相談したいのが主なので、業界知見は必須である。
このへんフラットに、かつ諸々理解いただいた上でご相談できる人。
そんな貴重な存在がパッと浮かぶのは、すごくすごく、人生において多大なるプラスだと感じるんですよね。
正直、Twitterでキャリアコンサルタントを名乗って活動した中で一番大きい収穫は、「信頼できるキャリアのプロ」が何人も見つかったことなんですよね。
既に自分の「キャリア」にプラスな影響変化もあったし、困ったときに信頼できる相談先を確保している安心感は大きい。— みゆきち|キャリアコンサルタント (@miyukichi314) August 12, 2021
無根拠に背中を押してほしいわけじゃない
そこに加えて、根拠を持って背中を押してくれるだろうな、という信頼がありました。
もう、方向性はぼんやりと私の中にあるんですよ。
その意味で、確かに、「答えはクライアントの中にある」のかもしれない。
でも、私がしてほしいのは、「あなたならできるよ!」「それはやった方がいいね!」と、明るく無邪気無根拠に背中を押してもらうことではないのだ。
なぜ昇進に挑戦した方が良くて、それは今後のキャリアにおいてどのような意味を持ち、具体的にどのくらい選択肢が広がり、望む未来にどの程度の影響を与え、弊業界業種会社ではいつまでにどこを目標として、難易度と精神的体力的負担はどんなもんと想定されて、それでも、「やるべき」であるぞ、と!
ここで初めて、「あなたならできるよ!」「それはやった方がいいね!」と!!!
論理と情熱でもって背中を押して欲しいのだ!!!!
我ながら要求が多いのだけど、自分自身もキャリアコンサルタントとして、意識したい部分ではある。
「背中を押す」とは、相手が望む言葉を伝えればいいわけではない。
励ましてポジティブな声掛けをすればいいわけじゃない。
じゃあ何が必要で、それはどういう行為なのか、自分の言葉で定義づけられるようにしておきたい。
キャリアコンサルティングを終えての、気持ちの変化
やはり声を大にして言いたいのは、「受けてよかった」なんですよ。
受けている途中、話を”聴いて”もらっている最中、しばしば、
「うわあ、これがプロの腕であり、滑らかにするっと話してしまう感覚か…!」
と、いちキャリアコンサルタントとして、メモを取りたい場面がたくさんありました。
折角聴いてもらっている時間がもったいないので、その俯瞰目線は一旦脇において、今話したいこと・考えていること・うまく言葉にできないことを中心に聴いてもらいました。
きっと、それぞれにコンサルティングのスタイルはお持ちだと思います。
いわゆる「気づき」とか「考えが深まったこと」とか、問いかけられた質問で感じることも勿論ありました。
ありましたが、なんか、その表現だと実際に感じたことから遠ざかるんだよな。。。
「刺さる」とか「はっと気づく」みたいな劇的に変化が分かるなにかではなく、
「いつの間にか」、「滑らかに」、「気づいたら」、周囲の景色の解像度がぐっと上がって、視界が広がったような感覚でした。
その2時間で、今立っている場所が変わったわけじゃないけれど、
話し込むほどに、徐々に視力が上がっていったような感覚ですかね。キャリアコンサルティング前後の変化。
風景は同じだし、急にどこかへ連れて行ってもらえたわけではない。課題も引き続き、クリアしなくちゃいけないのは変わらない。
けれど、その「同じ風景」は、より色鮮やかに見えて、道幅もぼやけていなくて、周りを見ながら楽しんで歩けるような道になったのでした。
その節は、誠にありがとうございました(深々)。
「昇格」に対する、具体的な課題と、具体的なあれこれ
次回は、昇格に対して、具体的に行動したことや、具体的に悩んだことについて書こうと思います。
鼻歌交じりでテクテク歩く準備はできた!
でも山が高いことには変わりがない!!
というわけで、「どんなマネージャーになりたいか」を言語化するまでのお話に続きます。
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