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キャリアのないキャリコンの代表格、「新卒入社」
本日のタイムラインで、非常に刺さる話題がNORYさんから出ておりまして、一気に新卒時のキャリアアドバイザー悲喜こもごもを思い出しました。
キャリアのないキャリコンは信用できない…という声を良く聞くけれど、キャリアがあるってなんだろうね。
— NORY@自信育成キャリアコンサルタント (@nory_givegrace) September 22, 2019
キャリアとは何か
何を持ってキャリアがあると言うのか
なぜキャリアを持っている人がいいのか
キャリアとは正社員仕事での内容やポジションやスペックのみを指すのか
担当コンサルタントとするに、それは第一の指標となりうるのか
などなど、語り始めるとキリがない話題広がりまくりな哲学的な問いでもあるんですが。
とはいえ、明確に「キャリアが無いよねぇ」で満場上一致しちゃうキャリアアドバイザーがいるんですよ…。
それが新卒入社の新人なわけですね。
新卒時に抱えていたコンプレックス
正確には、数年間は法人営業(RA)を経験してからキャリアアドバイザーに異動してるので、新卒一年目からなわけじゃないんですが、まあ誤差ですよね。
四捨五入すりゃ二十歳の時期ですよ。
担当する面談は全員年上ですよもちろん。
何をどう悩むのかも、同じ温度感に浸かれないわけですよ。
自分が意見を言ってもいいものかどうか、「面接対策」とかできる立場にないし、「おすすめ」などしておこがましくないのか、一周して自分の意見で年上かつ人生経験豊富な相手が進む方向を変えても怖いし責任持てないし。
そして徐々に出てくる、「転職したことないコンプレックス」との戦い。
必死ではあるけれど、担当クライアントに対して、引け目というか申し訳なさを抱えておりました。
癌経験のない医者に手術を任せられるか?
そんな悩みを周囲に話していたら、職場の人に問われたわけですよ。
「もし癌になったときにさ、癌経験がある医者じゃなきゃ嫌だと思う?」
「癌経験のない外科医に、手術を任せられる?」と。
たしかに、論点はその経験値じゃねえよな、と。
手術の腕とか、実績とか、医療への姿勢とか、病院の設備とか、多分そういうところで私なら決めるんですよ。
でも手術の腕の良し悪しって何で分かるのか。
実績のある人も最初の1例目はどうしたのか。
医療への姿勢って何で感じるのか。
病院の設備の高低は値段に跳ね返るものなのか。
どのタイミングで、手術の腹をくくれるのか。
でもぶっちゃけ、手術うまくいけば任せて良かったになるし、どんなに選び抜いても手術で何か起きたら任せなきゃ良かったとなるんだろうな、とか。
これを転職エージェントに、自分の仕事に置き換えるとどうなるのか。
よく転職エージェントは「転職のプロ」だとは言うけれど、何を持ってプロだとするのか。
中途採用入社組の人たちにも、仕事くそだなあと思う人はやはりいるわけで。
もちろん資格があるわけでもなく。
なにをもって「信頼できる」「任せたいと思える」キャリアアドバイザーたるのかを根詰めて考えるようになりました。
論理武装で固めたあの日
新卒の対人に関する戦い方なんて、二つしかないと思うんですよ。
一つは、ごりっごりに論理武装して、”未熟”に付け入らせないほど勉強するか。
もう一つは、新人ゆえの可愛らしさを活用して、教えてくださいの姿勢で臨むか。
新人にしか出来ない「お客さんに甘える」が、俺にはどうしても出来なかったんや…。
秒で論理武装ルートを選んでしまったんや…。
9割お高すぎるプライド要因なんですけど、格好つけるのであれば、残りの1割は「お客さんに失礼すぎるだろ」からきてます。
相談に来てる相手に対して、教えてくださいは無いよなーと思っちゃったんですよね。
「担当外れだった」、とか思われるのプライドが許さないし。(9割要因の圧が強い)
見た目、知識、資格、熱意
このあたりをゴリゴリに磨いて対抗しました。
知識も最初は書籍で大枠を掴んで、そこから分野を絞って一点特化し、「あの分野出身の求職者なら、担当みゆきちにしといた方がいい」を作っていった感じ。
詳細はまた機会があるときにでも書いてみようかな。
キャリアは「作る」もの
キャリアは「ある」ものではなく、「作る」ものだと考えています。
それぞれの方法で積み上げたり、変形させたり、塗り替えていったりしていきたいものですな。
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