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さて、転職活動の本格化もしている今日この頃。
意中の企業を見つけたあなたは、ふと、頭をよぎる瞬間があるのではなかろうか。
「実績は、盛ってもバレないのでは?」
面談して仲良くなったとき、特に20代若手からちょちょい聞かれてました。
答えとしては、「実績盛ってもほぼバレないけど、盛った人間として貫き通す覚悟があるのか」を問うてましたかね。
「盛る」のニュアンスとしては、
- たいして営業実績良くなかったけど、ちょっといい感じにして勝負をかけたい
- 英語は受験時にやったくらいのドメドメだけど、外資系企業に挑戦したい
という実力以上に見せたい時かなあ。
先に言っておくと、ゼロをあるように記載するのは「盛り」ではなく「経歴詐称」になるからNGな!
資格の有無とか、未経験なのに経験してるとか、在籍期間などなど。
盛ることが向いてる人と向いてない人がいて、チェックポイントは主に下記3つ。
- 盛った内容の詳細を、どんな角度から質問されても熱く矛盾なく語れるか?
- うっかり盛った基準でトントン拍子に進んだ時、盛りに合わせて背伸びしきれるか?
- 盛ったことにより生じることに責任を持てるか?
どいういうことかというと、実績に記載した内容って、その後の面接はもちろん、部署配属、入社後の職場・業務マッチングにも効いてくるんですよ。
極端な話、「なんか君、スーパーな感じでエリート風だから、教育担当とかつけなくても大丈夫だよね!」とあらぬ方向にいくこともあるし、「すみません、そのレベルの仕事はできません」という精鋭部隊に突っ込まれたりもあるわけです。良くも悪くも。
そういった可能性を一通り考慮して、自分にゴーサインを出せるなら、「多少盛る」くらいは戦略としてありだというのが基本方針です。
例えばさ、ずっと国内ドメドメ企業で働いて留学経験なんぞもなく英語は日常会話レベルだったときにさ、
一念発起して外資でばりばり働くチャンスを掴みたい!
と思ったとするじゃない。
そこに経験はマッチするすごい魅力的な求人に「英語必須(ビジネスレベル)」とか記載あったとするじゃない。
確かにね、現状ね、「ビジネスレベルの英語力」はないんだよ。
でも、
- TOEICの点数はぼろぼろだから履歴書には書かず(嘘はつかない)、
- 提出するレジュメは時間とバイリンガル友人の協力を得て英語でぱりっとしたものを仕上げ(内容に嘘はないし時間制限もない)、
- 当日迎えた面接はつつがなく進み(スキルは問題なさそう)、
- 最後に「では、ここからは英語で」と言われた時によ?
面接の想定問答だけペラペラ話せて「ビジネスレベルの英語力、あり!」と思わせるのは、現実的な戦略をもった戦い方だと思うのだよね。
すげー盛ってはいるんだけどさ。
これでTOEICの点数を取っていない950と記載するのは経歴詐称で一発NGだけど、そこに嘘はないしさ。
もしこれで内定が出た結果、「出来るんだよね?」とばりばり英語使う部署に突っ込まれて入社後に心折れる可能性は十分にあると思うんだけどさ。
それでもいいから得たいものがあって、盛った内容に対して、追いつくことで責任を果たせるんなら、戦略として良いのではないか? というのが個人的な意見です。
とはいえ、一方で「盛る」ことが全く向いてない人もいまして。。。
素直な人に多い傾向ですかね。
やっぱり、面接では「具体的に聞かれる」んだよね。
「なんでそんなに実績出せたの!?」
「その急成長はなぜ!?」
「留学行かずになぜ英語得意に!?」
「同期との違いは!!??」
などなど、怒涛の食いつきが起きることもあるわけで。
返答にあばばばば…、となってしまったら、折角の盛りが意味をなさないじゃないですか。
盛りを貫き通せないな、と己のことをよく理解している人は、
- 事実の中から具体的に熱く語れるアピール事項を丁寧に見つけること
- そこを面接で聞いてもらえるように、引っかかりポイントを書類上で作っておくこと
が大事になりますかね。
職務経歴書は相棒なのだよ。
今の職場で想像する「盛り」を現実にしてからだって遅くないかもしれんしね。
多分ね、転職活動始めて少し経つと、「受かること」が大事に思える時期ってくると思うんです。
就職活動でも味わった気持ちに近いんだけどさ。
でもさ、本来、転職活動って
「より良い条件(定義は人による)」を求めて行う
いち手段じゃないですか。
入社してからのほうが大事じゃないですか。
というわけで、盛りたくなったら自分の向き不向きを把握して、「この盛りは戦略足りうるか?」と自問自答してみてね!
きっと答えは出てると思う!
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