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とても信頼できるバックオフィスの人が退職してしまいました。
部署が変わったことでサポートしてもらう機会がなくなり、ふと「最近見ないなー」と思って何の気なしに組織図を見に行ったら名前が無かったという。
悲しいなー。
すごくやりやすい人だったのよね。
営業として有り難かったことの数々
ポジションとしては「カスタマーサポート」に当たる人なので、一緒に顧客対応などをするのよね。
その時に「営業の目標数字」という目線を持って対応してくれるわけよ。
依頼したことをやってくれるというよりは、
先回りして必要なこと終わらせておいてくれたり。(売上までのリードタイム短縮に繋がるから神と崇めてしまう)
継続提案に対するリマインドかけてくれたり。(安定した売上数字形成に繋がるから神と崇めてしまう)
「この布石打っておいたほうが後工程楽になりますよね? 顧客に言っときましょうか」って提案してくれたり。(営業が言うと勘ぐられることもサポートが発信するとやらしさがなくてスムーズなんだよ。それ分かってて巻き取るから神と崇めて以下略)
すげー信頼できるバックオフィスの人が知らぬまに辞めていて悲しい気持ち。部署変わってサポートしてもらう機会がなくなってたので、気付けなかった…。依頼こなすのではなく、先回りとリマインドと営業数字面も見据えたプラスαを言ってくれるので本当に安心できる人だったのだが…そうだったかー。
— みゆきち@キャリコン勉強中 (@miyukichi314) 2019年5月23日
こういう「痒い所に手が届く」どんぴしゃなサポートをするためにって、知らなきゃいけないこと多いはずなんだよね。
他部署の置かれてる状況とか、組んでる営業の今期の予算達成具合とか、何がボトルネックになるのかとか。
そんな自分以外の業務フローを徹底的に把握して、どんな指標を追っていて、だからどういう行動原理なのか掌握して初めて、意識的に狙ったサポートが出来るのではないかと。
バックオフィスの評価体制は100点基準の減点式
いわゆるサポート系職種の「出来る人」って、「相手にストレスを抱かせない」ところに真骨頂があると思っていて、一緒に仕事をしていてスムーズで引っかかりがないのよ。
しかしね、この「100点の仕事」って、「その人がすごい」って気づけないんだな。
だって引っかからないから。非常にスムーズでノーストレスなので。
だから担当が変わって初めて、前の人が出来る人だったと遅ればせながら気づきに至り、100点の仕事だったことを知るのだ。
逆にたった一つのミスとか、滞りとか、そういうのはすげー目についちゃうし分かっちゃうんだよね。
引っかかるから。その仕事は、95点とかのはずなのに。
バックオフィスの評価は100点を基準にした減点式で成り立っていて、
0点スタートで100点を目指す加点式のフロントとは真逆なのであるな。
そう考えると、印象に残る神と崇めてしまうサポートって、実は140点くらいの仕事なんだよなあ。
逆にそのくらい点数を爆上げしないと、印象に残りにくいのがバックオフィスだと感じるの。
営業で140%の達成率ってMVPものなんだが。
営業の評価は意外と楽なんだよ
大変だとか数字を追うのが嫌だとか、何かと敬遠されがちらしい「営業」という仕事なんだけど、評価するのが社外の人間であり、数字という客観指標がある点で、自分の貢献度を分かりやすく利益で示せるから、私はフロントの仕事のほうが楽に感じるのよね。
客と数字さえ握ってれば、結構自由にできる部分ぶっちゃけ多いじゃない?
バックオフィスはさ、どうしたってコスト部門だからさ、自分の仕事がどの程度のインパクトをもって組織利益に反映されるか何とも表しにくいじゃない。
評価も社内の人間から、定性的な面でされがちだから、納得いかない理不尽もフロント業務より被りやすいと思うんだよね。
退職したあの人は、140点のMVPレベルなのだと自覚してくれてただろうか。
辞める前に伝えたかったなあ。
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