瞬発力より持続力が重視される「超長期キャリア50カ年計画」を考える

仕事

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先日、こんなことを呟いたら多くの反応をもらいました。

健康寿命も延びて年金支給の年齢も上がり、70歳くらいまではボチボチ働き続けないといかんよなあという時代において、確かに20代で仕事で無理をしてその貯金はいつまで保つのかと疑問に思ってしまうこともありますよね。

70歳、長いよねえ。100歳まで生きちゃったら、そこから30年もあるからねえ。

30代なんて本当に「キャリアの序盤」ですよ。なっげーー!!!

変化が読めなさすぎる「今の時代」

今ですら60歳過ぎても再雇用になるのが通常ルートになってきたというのに、さらに自分がその年齢になる頃なんて想像したら、とりあえず働き続けることは前提として考えねばならない。

貯金やら老後資金やらの計画はピンとこないが、一発当てない限りは働くんだろうな、というのだけはリアルに想像できるんだよね……。

老後も働かねばだぜ!!とは想像がついても、じゃあ70歳まで向こう40年のキャリア計画を立てられるか、といったら中々に壮大で無謀な挑戦になってくる。

分からん。こちとら向こう5年のキャリア計画すら難航するのだ。

実際、5年前を想像したら今自分がこんな感じになってるなんて全く計画していないし想像すらしてなかったぞ!!

今の姿と情勢を5年前に思い描けていたか!?

そんなわけで、働かにゃならんぽいのは分かるけど、どうすりゃいいかは見えないのが今の時代だよねえ。マジ難儀。

「瞬発力」は使い所と自覚が必要

キャリア計画がもはや「50カ年計画」の超長期になるならば、重視すべきは、瞬発力がものをいう瞬間最大風速よりも、長く走り続けられる持続力のほうなんですよ。

人間、短期間ならそこそこの無理も通じます。

残業徹夜にハイプレッシャー。変化の激しい業界に身を投じ、アップダウンを体感する毎日。

渦中にいると、これ自体を楽しめたりもするんですけどね。

短期間だからやっていられるんだと自覚しつつ飛び込むのと、いつまででも続けられるこのままいくぜと目を瞑り突っ走っているのと、本物の体力お化けでビジネスマッチョとして選ばれし一人握りの人間であるのとでは、全部「同じ職場の人」だとしても方向性は全く違うからさ。

見た目一緒だけど別もんだからな。ほんと注意してほしい。

『ここからあそこまでは、短距離走として全速力で駆け抜けるぞ!!』

普通の人はこのくらいの意識で、貴重な瞬発力を使うのが良いと思うのです。

どうしたら「働き続ける」ことができるのか

もうこれは、長いお付き合い、と割り切って接していく類のものだと思うんですよ。

だから「いかに息を長くして働き続けるのか」を考えていく必要がある。

キャリアプランとか市場価値とかスキルアップとか、もちろんそういうのも大事だし私も追い求めるの好きではあるんだけど、こと「超長期」の話になるとね、霞むのよ。きらきら元気なワードたちが。

  • 長年続けるのが苦じゃない環境
  • 意外と飽きずに続けられる仕事内容
  • ちょっとしたことを話せる気の良い同僚
  • なんだかんだ誰かの役に立ててる充実感

長い人生アップダウンはありつつもなんやかんや50年ほど接する「そいつ(仕事)」とは、こんな感じでうまくやっていきたいものである。

しかし関係構築の基本として、初手から全てを望むのは時期尚早!

そんなのは、ぼーーっと道端歩いてたら曲がり角でぶつかった相手と恋に落ち結婚し添い遂げるようなものだ。

相手を知り、己を知り、どうしたいのかどうしてほしいのか話し合い、互いに妥協点を見つけつつ、ええ感じになっていくものなのだ。

焦らず少しずつ、理想を形作っていく

冒頭に戻りますけどね、アラサーなんぞ序盤ですよ。

折り返し地点てどのあたりだろう? 40半ばくらい??

一般的な会社員定年の御年でも、ラストスパート走りきるくらいの時間はありますからね。

20代はいったん無茶しとけ、と言われるくらいの時間残っちゃってるからね。

60代で集大成のラストスパートかけてみろよ!と煽られるのと同列やで。

話が逸れました。

具体的にはどうするかというと、仕事を通して「自分が心地良いツボ」を探っていくのです。

  • 私は、何にストレスを覚えるのか?
  • 私は、何は嫌で、何は出来て、何は続いているのか?
  • 私は、どんな時に元気が出て、なんの瞬間のために努力ができるのか?

そしてツボを一つ知るごとに、少しずつ、そっちに向かって移動するのです。

大きな移動じゃなくていいのよ。良かったことは継続して、合わないことは勇気を持って止めてみる…のは難しいから、ちょっと頻度減らすところから始めるだけ。

ドデカい効くツボを発見した時は、今いる居場所の1箇所で満たすことは難しいときもあるかもしれない。

そんなときは、職場以外とか、趣味の活動とか、地域コミュニティとか、もう総動員です。

環境も仕事内容も同僚も充実感も、別に1箇所の「お仕事」から得なくたっていいんだから。

少しずつ、地道に、だけど基本は楽しいと良かったを積み重ねる作業に集中して、「自分にとっての最適化」をしていきましょう。

やることは地味でシンプルですけど、時間を味方に付けて、遠く遠くの楽しいところまで私はいけると思っているぞ。

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