元社畜が定時帰宅を続けると不安になるのは「罪悪感」からだった

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元社畜は定時帰宅に慣れるまで時間を要する

残業削減→無理やり定時帰宅→成果出しつつ定時で帰れるようになった→けど定時ジャストに1人立ち上げがりオフィス出るのどきどき→定時ジャストに帰ることに慣れて超然としてる(今ココ)

というのがここ1年ほどの変遷なのですが、もはや定時2分後には下りのエレベーターを待つ位置についてるっていうか、今日なんかは派遣社員さんよりも早くオフィスを出たっていうか、人間やればできるものですね。さらっと席を立ち帰ります。

残業ゼロまでの経緯の一部はこちらを参照まで。

「パソコンを置いて帰るのは怖い」

もう残業の日々には戻れない身体になっちまったよ!!(健康体)

というわけで非常に良き生活を送っているはずなんですが。

元社畜の激務系総合職としては、「定時ジャストで帰る日々」が連続するとそわそわしちゃうんだよねぇ。

いやこんなに業務がスムーズに回るはずがない。

メール処理が毎日全件完了して帰れるはずがない。

見落としてることあるんじゃないか、やること増やしたほうがいいんじゃないか、無理くり会議入れたほうがいいか!?とかね。

こうやって無駄な業務が発生するのかもしれないと、ひとつメカニズムを掴んだ次第だよ。

罪悪感を越えていけ

こういうお悩みが出たときの「経験者」であり「師匠」の登場ですよ。

わいも自分との付き合いが長いからな。

妙に行動力があるし、色々考えた末に「やってから考えよう」に至り、余力があるととりあえず見切り発車で新しいタスク詰め込みすぎてパツパツになる、というのが繰り返してきた行動特性ですよ。予習はバッチリさ。

こういうときは、一旦、経験者のアドバイスを聞くべく立ち止まるのである。

「それは罪悪感ですね(笑)」

まじかよ!!!!

「でもここを乗り越えないと、金持ちになっても常に忙しくなってしまうのです(笑)」

それはなんとなく分かる!!!

誰に対するなんの罪悪感なのかね。

前部署の同僚とか、同じチームの人とか、世の激務お疲れの皆さま全員とか。

そんな相手に対するものだと思うのだけどね。元なかーま達。

残業や忙しさすらも、「慣れ親しんだ安全地帯」

人間には「コンフォートゾーン」というものがありまして、慣れ親しんだ安全地帯から抜けることは大きなストレスを伴うものなんですよね。

新しいことへの挑戦とか、怖いしパワーいるじゃない?

今まで安全に生きてきたのに、違うことしたら死ぬかもしれないじゃない?

ウィキペディア先生もこう言ってるよ。

コンフォートゾーン(英語:Comfort zone)とは、「快適な空間」を意味する語である。心理学などでは、ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所を指す。

しかし厄介なのは、文字通りの”快適な空間”がコンフォートゾーンなのではなく、

「慣れている、何が起きるかわかる範囲」という意味での「快適な空間」を指してるところにあるんだよね。

つまり、ストレスなはずの残業がなくなり定時帰宅しているにも関わらず、残業激務期間が長ければ長いほど、「今までと違う環境」である定時退社に心と体が慣れるまで時間がかかるということなんですね。

私にとって激務残業が染み付いてしまったがゆえに、

「残業のない定時帰宅を続ける」ことは、慣れ親しんだ安全地帯から抜け出す、

「コンフォートゾーンを越える一大事業」になるわけですよ。

コンフォート(快適)じゃない環境からコンフォートな環境に向かってるのに、コンフォートゾーンを越えるストレスを味わうとはこれいかに!?

ゆるく働いたっていいじゃない

まずはここからかなー、と。

ゆるく働きたいのか、何だかんだゴリゴリしたいのか、今の時点だと判断がブレそうなんですねぇ。

仕事の猛烈ダッシュは脳汁じゃぶじゃぶでて、これも実は楽しいんだよ…??

しかしそれはそれとして、「ゆるく働いたって良いのだ」と自分に許可することからじゃないかと。

どんな方向にいくにしろ、やりたくて主体的に選んでいるのか、漠然とした不安からの回避行動なのか。

それをしっかり自覚しながら動いたほうがいいのは間違いないし、どちらの選択肢にもOKを出してからじゃないと、目先の違和感や不安に引きずられちゃうよね、というお話。

ごりごりじゃぶじゃぶ仕事に埋没したい、みたいな気持ちと、

明日からニートしていいよ金は出す、と言われたら喜んで手のひら返すだろう自分と、

いろんなものが人間の中には同居しておるものよのぅ。

また一つ自己理解を深めてしまったぜ…。

定時帰宅するとキャリコンの勉強もできて、ブログも書けて、アニメ一本見れるんだから、まずはその幸せを享受しつつ、23時に寝るかね。

こんなにコンフォートでたまらないのに、ほんと人間は不思議。

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