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「推薦状」をご存知ですか?
転職エージェントが応募時に添える「推薦状」。
エージェント経由で活動したことあるなら、みんな知ってるよね!
と思い込んでいたんですが、対面キャリア相談を通して、転職エージェントを使っていたとしても過半数が存在自体を知らない、そして推薦状の内容を見てもいないことに最近気づかされました。
もし今現在、転職エージェント経由で応募しているなら、「私の推薦状見せてください。」と言ってみたほうがいいよ。
「推薦状」とは何か?
「推薦状」とは、転職エージェントを経由して選考企業に応募する際に提出されるものです。
内容としては、下記項目あたりを押さえていることが大半です。
- 候補者の経歴概要
- 面談所感を元にしたお人柄、志向性
- 候補者の転職理由
- 希望年収/最低希望年収
「だから、弊社(エージェント)から御社(応募企業)に推薦します」
と添える紹介状みたいなものなんですね。
転職エージェントの「推薦状」の役割について
この推薦状、ただの送り状みたいなもんだろうと侮ることなかれ。
「これだけで受かる」ことは中々ないけれど、
「これだけで落ちる」ことは普通にある。
どんなに経歴が良くても、転職理由に「もっと楽な環境で働きたいから」なんて書かれた日には詰みます。そんな極端なポカをやらかすエージェントはないと思いますが。
使い方一つで、
「推薦状の内容を起点に応募企業へ猛プッシュ」もできますし、
「キャリア上の懸念点事前に潰しておく」布石として利用することもできれば、
「面接で聞かれたい部分に誘導する」自己PRの刷り込みや社風マッチの印象付けにも活用できる優れものなのです。
アドバイザーの腕が垣間見えるものの一つとして、私はかなり重要視しております。
推薦状について
転職エージェントが企業に推薦する時、3点セットとともに応募をします。
- 履歴書
- 職務経歴書
- 推薦状
この3点セットを見て、採用企業が書類選考を行う運びとなります。
推薦状の内容としては、大きく下記3つ。
- 職歴概要(事実の要点まとめ)
- お人柄(面談時の印象など)
- 転職理由(一番大事)
転職エージェントの面談担当者が、あなたとの面談後に作成します。
エージェントによって多少形式の違いはあるかと思いますが、少なくとも③転職理由はほぼ必ず伝えている非常に重要なものとなります。
なぜ推薦状があるのか?
転職エージェントの役割って「仲介」なんですよね。
採用したい企業がいて、転職したい求職者がいる。
お互いのニーズを把握し、整理し、マッチングを図る。
これが転職エージェントが間にいる役割なわけです。
んで、「企業側」が転職エージェントを使う理由のひとつに、選考の人的コスト削減も含まれるわけです。
「こういう人を採用したいの!」とオーダーをだしておいて、それに合致する人を推薦してもらうと、応募→採用の打率がうんと上がり無駄な選考が少なくなりますからね。
エージェントは求職者と面談して、経歴やスキル面はもちろんのこと、
どんな志向性か、転職理由なども聞いてるので、
「だから御社に適してると思いますよ!」と推薦状に記載して応募を出すわけです。。
この推薦状があることで、応募者の概要がまとまっているから、選考する方も楽になるんだよね。
単に履歴書と職務経歴書を送るだけなら、「仲介」の付加価値がなくなるわけでして。
- 選考の人的コストの削減
- 一次フィルタリング
- 面接官が初回本音で聞けない大まかな転職理由と志向性
など採用企業の人事だけじゃ手が回らない部分を満たすために、面談したキャリアアドバイザーが付記して推薦するんですね。
推薦状は見せてもらったほうがいい
なんとなくお察しの方もいると思うんですが、これ、絶対に見せてもらったほうがいいです。
応募企業に提出されるものの内容を知らないって怖いですよね?
ましてや転職理由といった面接時にも効いてくる重大な内容もありますし、担当アドバイザーによって書き方や内容にブレがあるのも正直なところ。
自分のアピールしたいことと認識が違う! なんてことにもならないよう、現在転職エージェントをご利用中の方は早めに確認したほうがいいですよ。
推薦状を円滑に見せてもらうための聞き方
といっても、初めて知ったのに今更いきなりどう聞けば!?と困惑なさる諸氏については、下記をそのまま担当さんにお伝えください。
<すでに面談済みの人>
(電話とかメールで)
「推薦状ってありますか? エージェント勤めの友人に聞きまして。。」
「応募前に事前に内容確認させてください/どの企業にどの内容で送ったか確認させてください。面接で墓穴掘りたくないんで(笑)」
<これから面談の人>
(面談の最後に)
「私の場合、転職理由は企業側にどのようにお伝えする予定ですか?」
「事前に伝えるのが普通だと、 エージェント勤めの友人に聞きまして。。」
「完成したら応募前に事前に確認させてください。面接で墓穴掘りたくないんで(笑)」
伝え方はこんな感じで大丈夫です。
ポイントはね、「エージェント勤めの友人」と「面接で墓穴掘りたくない(笑)」です。
同業者友人が近くにいると思わせておくだけで、無理なことはできなくなるので地味に推奨です。
エージェントはあなたが入社しないことには売り上げにならん→内定しないことには入社できない→面接受からんことには内定しないというわけで利害は一致してますので、前提として「面接うまくいきたい!」という気持ちは限りなく一緒です。なかーま。
もうこのブログ読んでるあなたはだいたい友人みたいなもんだから、みゆきちを思い出しながら「エージェントに勤めてた友人が言ってた」フレーズを使えばいいと思うよ!
「推薦状の未チェックで起こりがちな事故」については、下記をご覧ください。

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